色髪家〜外伝〜

第一話

異世界への訪れ



とある土曜日....


メリア達が出かけようとした時の事...


「あれ? あれなんだろう?」

「ポータル...?」


「お兄ちゃんしっかり手を繋いで...」

「えっ?」

「えいっ」

「メッ メリア!?」

・・・・・・・

「あれっ!?メリア!?僕だけ行けてない!?」


・・・・・

・・・・

「ここ....どこ?」

「お目覚めですかメリア様」

「!!猫が喋ってる...」

「失礼しました私は神の使いニャー太と思うします」

「神の使いさん...?」

「メリア様を特別に異世界体験にご招待しますにゃ」

ご招待....あっ!

「お兄ちゃんが居ない...!」

「すみません...異世界体験にご招待できるのは一名限りなんです...」

「そっか...」

「お聞きしたいことがあれば何なりとどうぞ」

「じゃあ...この世界について!」


この世界...いえ 惑星アニマは

フォトンとエーテルが集まり

獣人やらトロールやら様々な種族やら

魔法などが盛んになっております


「あれっ惑星アニマって...」


にゃー太:

あぁそういえばそちらの惑星では新たに発見されたとの報告がありましたねぇ

ですがアニマ議会では地球人が入れないよう

バリアが貼られております

以上です。


ところで...

自分の容姿の変化には気づいていますかな?


「えっ?」

「鏡を用意しました、」

パチパチ...

へ?

私の髪が...ピンク交えた黒髪になって...

おまけに耳も...尻尾....

魔法使いの服....


「一応地球人と疑わせないよう

惑星アニマと合わせました」


では"2週間"の間異世界をお楽しみ下さい

とその前に...

メリア様の聖愛についてですが...

「聖愛?」

この世界では治癒の能力になってますが

それ意外に何が起こるかもわからないので

ご注意ください。

「わかった!」

「ではフードの中で丸まってるので何かあったらお呼びください」

「はーい!」


えーと...お金は...

ガサゴソ...

あった...

えーっと魔法使いだから杖を探さないとねっ


「へいらっしゃい!」


杖...杖...


あっこれ...


「おっとこれが気になるかい?

これはドワーフお手製の杖だ」


えーっと

足りない....


(お嬢ちゃんの感情が分かりやすいな...)


こっちにしよう...


「嬢ちゃん」

「はい?」

「特別に巻けてやるよ」

「いっ良いんですか!?」

「おうよ!」

「ありがとうございます!」

(ぐはっ!)

「!?店長さん!?」

(その笑顔は俺に大ダメージだぜ...)


にゃー太

(恐るべき笑顔...!)


えーっとこっちがお外だよね...



・・・・・


わっ!魔物さん....!


「にゃー太!」

「お呼びですか?」

「私って何の魔法使えるの!?」

「えーっとお待ちくださ...い!?

    エッ エクスプローション!?」

(神様なぜこの魔法を授けたのです...!?)

「この魔法は危険ですがちゃんとねらえ

「エクスプローション!」

ボーン!......

「このようにちゃんと良いところに爆発させないと私達もダメージをくらいます...」

「はい....」

「違う魔法も学ばないとですね、」

「はい...シュン」


少し休憩〜


「よーし 気を取り直していくぞー!」

むにゅ

?

「スライム?」

にゅるにゅる

「ひゃっ体がっ!」

ポッ...

......?

にゅるぅん

「わっ私!?」

二カッ

「...一緒に行きたいの?」

「うん」

「いいけど...目立たない格好でね」

にゅるぅん

「かわいい...」

魔物さんは小さい耳横長な動物になって

私達とついてくるようになった、


そんなこんなで、

メリア達は次の村へ到着したのでした。


「あれっ?なんか騒がしい...?」


「洞窟はどうなってるんだ!?」

「申し訳ありませんが通行止めです。」


「あのー何が....?」

「おお旅の者 洞窟内で爆発が起きたらしくてな 騎士団が調べてくれてるらしいのだが

明らかに長くかかっておる...」

(どうします?)

「....あの!」

「....なんですか?」

「明らかに時間がかかりすぎているのになんとも思わないんですか!?」

「.....確かに時間がかかりすぎています

ですが市民に害なくお守りするのが騎士団の役目」

「仲間を失っても良いんですか!?」

「....」

「私を行かせてください!」

「...わかりました

...ご武運を」

「....はい」


・・・・・


「スラちゃん」

「?」

「すごく目立たない格好で偵察してもらえない?」

にゅるぅん


一応の用心はしとかないとね..


トコトコトコ....


!!


「騎士さん!? 起きて....!」

「き....君は...?」

「助けに来ました...!」

「もう...手遅れだ...」

「この先....で....龍と狂った男が....

それに...まき....」

やだっ.!


にゃー太:

メリア様の聖愛....


「生きて....!」

・・・・・

「ゴホッゴホッ....私は死んでないのか?」

「よかった...間に合って」


「メリア! ちっちゃい魔物の集団が村に行くのを見た!」

「えっ!?」

「そっちは任せろ...この救われた身やってみせる!」


「君は...?」

「私はこの先に行きます。」

「わかった、気をつけてくれよ」

騎士さんは村に向かいに行った、



タッタッタッ.....



「ひゃっひゃっはー!ドラゴンさんよぉ...

この程度かよ!」

「何故お主は我を襲う!?

我は何かしたか!?」

「してないけどよ...ドラゴンが大っ嫌いなんだよぉ!」

「辞めて!」

「誰だ...?」

「罪のないドラゴンさんを虐めて何が楽しいの!?」

「煩い...」

「私がドラゴンさんを守る!」

「お主....!」


覆いなる爆発よ狂人を追い出せ

エクスプローション!


「くあああっ!」

「くっ...」

持ちこたえた...やった


「お...お主...なぜエクスプローションを覚えてる...?」

「自分でも知りたいぐらいです(二カッ)」

「なっ...」

「それよりもお怪我は大丈夫ですか...?」

「ああ...」

「あやつが爆弾で爆発を起こしてな...騎士団もあやつにやられた。」

「なるほど....はいっ大丈夫ですよ」

「治癒できるのか....」


「ここ人も本当は悪い人じゃないかもしれないですし...一応....」


「.......狂人化か」


「えっ?」


「聞いたことはあったが

狂人化してる人間に出会うとはな...」


「狂人化?」


「知らないのか?」

「はい...」


ドラゴン:

狂人化は...

今から2年前

ある洞窟に霧のように立ち込めた紫の霧...

それを吸い込むと狂人化してしまう

それ以来所々にその霧が沸くようになってしまった...


「そんな...」

治癒おわっ....えっ!?

「むにゃ....」

「あれ...?男性を治癒してたよね...?」


「解析結果が出ました。」

「にゃー太!?」


「メリア様の聖愛は治癒だけではなく

善人に力を与え  悪人を善人に変える力があるみたいです。

ただ....

女の子になったのが驚きですが」

「うん....」

「面白いのぉそなたの聖愛というのは」

「ふぁあ...」

「あっ!」

「メリア様ありがとうございます!

自分の狂気に逆らえずドラゴンを傷つけてしまい....」

「えっ?」

「逆らえない....だと!?

自我はあったのか!?」

「はい....あの狂気にかかり

2年間狂気と戦いましたが...どうしても無理で..とうとう騎士団にも危害が加わり...

うわーん!ごめんなさーい!!」

「....その霧が気になるな...」

「まるで別人格が生まれるかのような...」

にゅるっ

「あっスラちゃん」

<騎士さんがちゃんと守ったみたい>

「良かった♪」

「所で....自分の変化には気づいてる?」

「へ......?....あれっ!?」

「やっぱり...」

「危害を及ばせたので何かしたいのですが...」

「気にするな娘」

「うーん....一緒に行く?」

「はいっ!」


・・・・・・・・


「面白くなってきたのぉ 見守りがいがあるぞい」



・・・・・・・


トコトコ...

「所で...名前は...?」

「うーんこうなったからには改名しないとなぁ...」

「ユノノは?」

「いいね!」


おーい!


「騎士さん!」

「おかげで助かったよ」

「いえいえ当然の事をしただけですよー」

(照れてますね)

(照れてるー!)

(にゅる...)

「あとあと不思議と力が強まってたんだ

おかげで村を守れた」

「良かったですね♪」

「ああ...俺は騎士団だが

この村の前属騎士になろうと思う」

「えっ?」

「いつ魔物が来るかわからないからな...

一応警戒としてなんだ」


♪〜


騎士:

ん はい なんですか?

無事助けもあって解決しましたが...

仲間を失いました、

えっ!?1軍隊が狂った!?

「えっ!?」

殺すか何かの解決策....ですか

....なくはないですが


メリアさんでしたっけ

ご同行頂けないでしょうか?


「えっ...」

「待ってください!メリア様は旅のお方ですしほとんどの魔力を使いました!

現在は聖愛が使えません!」

「にゃー太.....」


.....わかりました

体長...仲間を失う形になりますが...

殺ります....


「ごめんね」


いえ、

いずれこうなることはわかってました。

ではメリアさんも良い旅を、


「待ってください!一応連絡先を...」

「わかりました。」


「では。」



ピロロロ...

ピッ

「お兄ちゃん!」

「メリアーそっちはどうだー?

お兄ちゃんは寂しいです....」

「楽しいよー」

「そうかー がんばっ...ドタッ」

「お兄ちゃん!?」

「メリア?」

「お母さん?」

「零ね メリアの事考えすぎて知恵熱出しちゃったの」

「そっか...」

「気にしない程度でそっちがんばってね、」

「うん またね」


・・・・・

「なんでみんなニマニマしてるの?」

「お兄ちゃんいるんだなーって」

「家族いるんだね」

「ってあれメリアちゃんって何処出身?」

「あっ....」


・・・・・・・・・・


「異世界から来たの!?」

「うん...」


「僕は何と無く察してたよ」

「スラちゃん...」

「あとちょうどいい姿を見つけたよ」

(ポニテ...)


「疲れたー」

「だねー」

「服を新調させたいなぁ」

「それなら次の村に鍛冶屋とか衣服屋とかあるみたいだよ」

「やったぁ」

「次はそこだね」

「ただ...メリアお金は持ってる..?」

「最初の街で使い果たしたぁ...」

「あらら....売れる物も探しながら行こうか」

「だねー」

(スラちゃん魔物だから魔物倒すとか言えないんだ.....)


「じゃあ寝よっか皆で」

「うんっ」

「だね」


おやすみっみんな!

おやすみ!


第1話 終了


第二話

ファッションを求める先には