「起きて...」

んん..なぁに...?

紅髪「ふぁぁ...」

あれ...?

「おはよっメリアっ!」

紅髪「えっ...!?」

紅髪「えええええええ!?」

 

 

 

 

夜髪「メリア...どうしたのー?」

眠い...メリアの叫びで起きてしまった...

「どうしたのー?」

ん....?

俺は昨日直してもらった人形が

廊下にいることに疑問を持っている....

夜髪「あれ...?」

「どうしたの...?」

夜髪「あー....えっ?」

喋ってる....

・・・悩む顔をしてしまったが

いこう...

夜髪「どうした!?メリア!」

そういいながらドアを開けた

紅髪「う...動いてる!?」

夢をみているのかな...

紅髪「あ...お兄ちゃんのも...!」

夜髪「・・・夢じゃないな...これ」

「夢じゃないよ!」

 

 

僕たちはリビングに降りた、

 

 

夜髪「えーっと...母さん何か...した?」

母「ただ直しただけだけど...」

夜髪「そっか...」

 

 

「説明した方が良いのかな...」

紅髪「お願いっ!私たちが一番理解出来てないの...!」

 

 

「僕たちはツクモガミって言って

凄く大切にされた気持ちで私たちが宿ったの、」

夜髪「ツクモガミ...」

「僕たち名前がないから付けて欲しいな」

紅髪「名前かぁ...あっ!」

紅髪「ぜうねことめりねこ!」

 

 

メリアらしいネーミングセンスだね。

 

 

夜髪「あっ! 行かないと!」

紅髪「あっ!留守番お願いねっ」

「はーいっ!」

 

 

紅髪「荷物荷物!」

 

 

・・・

 

 

夜髪「お待たせ・・・」

 

 

灰髪「ちょっともたついた?」

夜髪「ちっちゃいトラブルがね」

青髪「どんなトラブルっすか?」

赤毛「行きながら話してくれないか?」

夜髪「うん、」

 

 

灰髪「あっそうそうこちらが桜髪ひめのさん」

 

 

桜髪「始めまして、桜髪ひめのと申します よろしくお願いします!」

 

 

夜髪「よろしく、僕は夜髪 零

こっちは..」

紅髪「紅髪メリアだよー!よろしくね♪」

桜髪「はいっ♪」

 

 

間も無く発進いたします、

 

 

赤毛「そういえば昨日は気にしてなかったけど...その子は?」

夜髪「あぁ..そうだね忘れてた...」

夜髪「紅髪メリア、灰髪ナオトと同じく、幼馴染なんだ」

桃髪「幼馴染かぁ..良いわね!」

夜髪「ある日メリアの家族の関係で遠くに引越ししちゃって..」

 

 

・・・

 

 

「でも ある出来事で戻ってくる羽目になった」

 

 

「今の擬似兄妹になってね」

 

 

赤毛「...事件...か?」

 

 

夜髪「あぁ..4日前にだ」

灰髪 (メリアと再開した前日じゃないか...!?)

夜髪「詳しく話すとメリアのトラウマを思い出してしまうかもしれない だから言えない...」

赤毛(4日前...当てはまる事件は..

[一家夫婦殺人事件]....

その事件は一人の女の子が

押入れに居て酷く怯えていたんだったな...まさか...)

(....話題を変えよう)

赤毛「そういえばちょっとしたトラブルって?」

 

 

夜髪「ああ!そうだそうだ!

夜髪「実は大事にしていたぬいぐるみがね...」

 

 

 

 

僕は今朝の出来事を話した

 

 

 

 

青髪「....ほぇ...そんなことが..」

(座敷童...あいつどうしてるかな)

 

 

桃髪「ツクモガミ...良いわね!」

 

 

 

 

夜髪「あ...何か飲み物居る?

もうすぐ別の駅に着くみたいだし」

 

 

青髪「あっ サイダーお願いっす!」

・・・

夜髪「OK、買いにいくよ」

紅髪「私も行くー!」

 

 

桃髪「癒されるわね...」

 

 

・・・

 

 

紅髪「あっ猫さんだー!」

なでなで...

にゃー!

 

 

・・・

 

 

夜髪「買って来たよ」

青髪「おっさんきゅ!」

灰髪「あれ...メリアは」

夜髪「あっ...」

 

 

メリア〜!

 

 

紅髪「あ..!」

夜髪「いくよー!」

まもなく発進いたします

!!

 

 

ガタンゴトン...

メリアを置いて

電車が動き出す

メリアを置いていかまいと

身体が動き出す

僕は電車内を走る

「メリア!」

「おにぃちゃん!」

置いて行きたくない...!

走れ...俺...!

窓が空いている...!

一か八か..!

俺はその窓から飛び出した。

 

 

着地...せい

ズコッ

ずっこけてしまった

「おにぃちゃん...大丈夫..?」

「大丈夫、」

「メリアをおいて行きたく無かったんだ」

「うん」

 

 

「次の電車まで時間かかるな...」

にゃ〜

「だね...」

猫を頭に乗せてる...可愛い

 

 

「お兄ちゃん本当に大丈夫?」

「大丈夫...」

ぺろ...

「お兄ちゃんはお兄ちゃんだから.....私もお兄ちゃんと居たいの」

ぺろぺろ..

「メリア...猫っぽいよ...」

なでなで..

「えへへ...」

耳....

 

 

・・・

 

 

灰髪「夜髪....」

赤毛「どうする...?」

灰髪「しっかり待ちましょう。」

あれが夜髪零だから。

メリアを何よりも大事にしてる

ここ最近でその気持ちが

強くなった

でも....何だろう

この気持ち...

 

 

数分後....

 

 

夜髪「お待たせ」

灰髪「行こうか。」

 

 

NEXT...