【小説】おれ戦士

俺異世界の戦士。 

 

俺、異世界の戦士になりました。

[夢]

<聴こえますか...?>

「誰だ....?」

<遠い...いや...異世界の者と言いましょうか>

「異世界...?」

<私たちの世界が危機に陥っています>

<そこで私たちに手伝って欲しいのです>

<こっちの世界にいる間

そちらの世界は止まります>

「要するに?」

<恐ろしい恐ろしい魔王を倒して欲しいのです>

「魔王...か ありがちですね」

<我々 女神の力では到底敵わなくなっているほど強大になっているのです>

「女神でも敵わないんじゃ...」

<いえ...各地にある(ノイズ)

を(ノイズ)5つ(ノイズ)めてくだ

(強いノイズ)>

「ま...待ってくれ!」

ゴッ!

[別世界]

いっ.....てぇ!

....?

あれ...何処だここ...?

僕は自分の家で寝てたはずじゃ..?

・・・

ただの夢じゃ...ない...!?

俺本当に異世界の勇者!?

・・・

どっか鏡ねぇかな...

・・・

みたところ周りは山の中心か...

うーむ

降りるか....

コッコッコ...

 

長い..... 水....

 

水溜り....?

ここで水を飲もう...

....!?

俺の頭に耳が生えてる...?

....この尻尾...まるで猫みたいだな..

....あぁ...休もう

 

近く...いや この耳のおかげで

遠くの音が聴こえるのか...?

足音が聴こえる...

 

「あぁ...この山岳に家があるのぉ...? はぁ...はぁ...」

 

女の子....?

 

..... 

 

「誰....?」

「.....」

「この匂い....」

「もしかして貴方も..!?」

ん? どういうことだ

「もしかして女神様の声聴きましたよね?」

!!! 俺だけじゃない...

「あっ....はい..」

「でていいよ...」

「うん...」

 

犬の耳が生えた少女は

何かと話しこちらへと呼んだ...

 

「あの...貴方も契約者ですか?」

 小さい羽の生えた少女が言う

 

「契約者?」

「あのね、女神様が召喚した私達は契約者と呼ばれてるの。

能力を新たに持つだけじゃなく

他種族との契約が出来るの

そして更に能力を扱える。」

「成る程...」

説明してくれる人が居て良かった

「そして私達の召喚された目的は

五つの宝玉を取り 魔王を倒す」

そう女神様から聴いたよ」

「俺はそれを聴く前に途切れ直ぐに召喚されたんだね」

「えっ?途切れた...?」

うん...俺のは確かに途切れた..

「私の他に3人呼ばれるって話もあったから..貴方と私を含めて

あと2人だね」

「もしかして僕が最後に召喚された...?」

「多分...最後の力を...」

女神様の期待に答えなきゃ。

「同行します。」

「ありがとう!」

「あとタメでいいんだよ?」

「いいの?」

「うん!」

「あっ名前教えて欲しいな!」

「僕はアンノ」

「私はヤナリ。

こっちはフェアリーのヤノ」

「よろしくお願いします...」

「よろしくね。」

「はいっ!」

なで...

てれ...

「ヤノ羨ましい〜っ!」

「えへへ..」

 

 

「それで山奥に何が...」「

この先に宝玉が一つあるらしくて..」

「成る程...」

コッコッ

僕たちの足は山頂に向かって進む。

ゴロ...ゴロゴロ...

ん...?

「一回ここに隠れよう...」

「えっ?何で?」

ゴロゴロ....!

「岩が....!」

「ヤナリ...君は犬だから聞こえるんじゃ?」

「あー....実をいうとね...遠くの物音聴こえないの...ごめんね...」

...ちょっと試すか

「ちょっと偵察してきていい?」

「えっ?いいけど...」

 

タッタッタ....

 

軽く走れる....!

 

5mぐらい移動したか...?

 

ん?何かが上に居る...

 

岩を....

あっ

ゴロゴロ....

.....

(無言で逃走)

 

「あっ帰ってきた!」

タタタタタタタタ....

(あっ必死の顔してる...)

「隠れろ!」

「えっ!?」

僕はヤナリを抱きしめ横穴の方へを飛んだ

ズズズッ....

「だっ...大丈夫!?」

「大丈夫さ...

それよりゴブリンらしきやつが

大岩を転がしてるらしい。」

「えっ...」

「どうするか...」

(キュン....)

(どうしたのヤナリ...?)

(あっ...何でもない..!)

私....!惚れちゃったかも...!

「っ! 流石に岩はで擦ると痛いな...」

「あっ...私いちおう包帯持ってきたんだ....」

ここはファンタジー世界ではないのか..?

「魔法はあるけど 労力を使わないため...」

.....

「はいっ!」

「ありがとう。」ぽん

「えへー♪」

 

「僕が先にいくから、ついてきて...」

「うん!」

 

タタタタタタタタ....

「流石猫!早い!」

 

....

 

不安定な足場だが...ここから...

 

タッ タッ...タッ....ガッ...

うぉっ..!?

何とか持ち直した...

 

「キッ!?」

 

「おとなしく...倒れろ!」

自分の足で横から蹴った

「ギィィィ!」

「ヤナリ!」

「はいっ!」

「はぁ〜エイッ!」

「ギャーッ!」

.....

ふう....

ゴブリン...金持ってんのかよ...

 

「これ...」

「持ってて!うち4000ぐらいあるから!」

「あっ...うん...」

 

コッコッ....

 

「ドラゴン....?」

「ぉお...旅のお方...」

「何が...?」

「ドラゴンが空中で魔王の攻撃を食らっての...」

....

「ぐっ....ドラゴンたる我が...」

「大丈夫か...?」

「お前は...!?

契約者...!」

!

「女神が言っていたのは誠だったか...!」

....

「小僧! 我と契約せよ!」

!?

「はい。」

 

「ドラゴンよ 我と契約し

我に力と勇気を与えてくれ!」

言葉が不思議と浮かびそれを発言した。

 

「いいだろう!契約成立だ!」

 

・・・・

「私の時より威圧感が...!」

 

・・・・・

目を開けた。

「契約成立だなっ」

「ちっさくなってる!?」

「なあにこれがワシの契約の代償なのだ フェアリーにはないがな」

(ポカーン....)

「これでお主は炎の力が使えるはずだ。」

「ここでワシが倒れなかったら

お主には会えず命が絶えただろう..感謝する」

「感謝は僕の方だ、力をかしてくれてありがとう...」

「フフ....」

「フオッフォ日がくれてきたみたいだの...ここの旅館に泊まるといい...温泉もあるが混浴となるがいいかの?」

「ああ...大丈夫です。」

「はいっ!」

 

ポカン...

 

「はぁ....いい湯だ...」

ヤナリ「失礼しまーす...あアンノ...」

「あ...ヤナ...ぶっ」

僕は思わず目を逸らした。

何故なら女性が温泉で持つであろうタオルを持ってない。

「?」

「ヤ...ヤナリ....それで大丈夫なの?」

「???」

(ヤナリ...それはいびつだよ...)

(へ?)

(タオルが無いの!)

(あー...)

「私...恥じらいないんだーあはは..」

「えっ」

ドラ「えっ」

ヤノ「えっ....」

可笑しな所はないと思って....

冒険を始めたが...

一人それぞれ可笑しな所があった

ヤナリは恥じらいが無い

僕は可愛い物を見ると鼻血を出す...今出してしまっている...

ドラ「お主どうした!?鼻血が出ておるぞ!」

(ポカーン)

 

 

そのあとなんやかんやあり

一夜を過ごした...

 

 

仲間はあと二人....

 

 

 

 

だけどこの世界は異世界じゃなかった。

冒険の途中でよった砂浜

そこに流れたラジオと双眼鏡

 

双眼鏡で見た景色...

それは東京の景色...

だがその景色は...おかしかった

「ジジジ....ニュー....そくほ....です

東京....謎の霧が....人々を....」

この問題は世界中に起きていた

解決するには魔王を倒すしかない

 

「東京が.....!」

「くっ....魔王....」

???「何だよこれ...」

???「こんなの...あっていいはずない...」

 

これは僕らの地域 国 世界中 それを救う為の物語だ。

 

そして僕がみたビジョン

 

みんなが死ぬ

 

嫌だ

 

未来を変える。

 

絶望を希望へと。

 

守られる側から守る側へと

 

僕は決意を決める....

 

 

E//ND