〜荒野〜

 

「あ?何だよ 空かよ!」

「こりゃあ別のプレイヤーに取られたな 次いくぞ」

バシュッ...

「え...?」

「スナイパーかよ...」

「ダブルキル完了...」

 

 

・・・

 

ブラストヴレイクオンライン...

それは突如作られた初のSSO型ガオンラインゲームだ、

だがそのゲームは

銃あり 剣ありの残酷なゲームだ

 

モードは三つある、

 

一つはフィールドサバイバル

途轍もないフィールドの広さで

誰もが敵となる

協力も裏切りも

何もかもが出来る

補給物質が確保出来る箱は

毎回8:00に補給される

 

二つは....

「あのー....」

 

ハッ

「なんだ...?」

 

主人公 直也 隼人(なおや はやと)

年齢32歳

ネットネーム 羽音

 

「道に迷ってしまって...」

「....ロビーはあっちだ。」

「ありがとうございます...」

 

「はぁ...」

今日もストレス発散の為に

このゲームを起動してしまった...

 

俺もロビーへ行こう...

 

「どっ...どうしよう...」

さっきの奴か...

「どうした...」

「武器が必要って言われてどこ行けばいいか...」

「そんなことか」

「ついて来い新米に教えてやる」

 

・・・

 

「個々が購入する場だ」

「マネーは敵を倒すか箱から手にはいる」

「は...はい...」

 

「せめてこれは受け取っとけ」

「わっ...ナイフとサブマシンガン...?」

「慣れれば他のを買っていけ」

「良いんでしょうか貰って..」

「これぐらい安い」

 

 

お父さん厳しい...

 

新米 直也 奈々 (なおや なな)

年齢14歳

ネットネーム アヤノ

隼人の娘

 

でも私がオンラインゲーム始めたこと知らないんだよね..

 

<こっそり始めたら?>

<でっでもお父さん怒りそう...>

<大丈夫!ご飯の時奈々を早めに起こすから!>

<お母さん...>

 

「で...お前、これからなにやるつもりだ」

 

「えーっとこのフィールドサバイバルっていうのを...」

 

正気かこいつ?

初心者でフィールドサバイバルだと?

笑わせる

 

「そうか」

「じゃあな」

 

「ありがとうございました!」

 

・・・

 

さて行くか俺も フィールドサバイバルに

 

・・・

 

今回はショットガンで行くか...

 

バレバレな奴がいるな..

 

ザッザッ...

「見つけた!」

「わっ...!」

「ってお前かよ」

「あっ...さっきの..」

 

ちっ...初心者狩りしても面白くねぇ

 

「はぁ...」

「こんなバレバレな所に居ると

すぐやられるぞ!」

「す...すみません」

「仕方ねぇから手助けしてやる」

]パーティー参加申請[

「へっ...?」

「承認しろ、」

]承認しました[

「これでお前を間違えて倒さなくてすむ」

このゲームがパーティーフレンドリーファイアが無くてよかったなこいつ

「で...お前に箱の場所教えてやる」

「だが...」

バシュッ

「こいつらを倒してからだ」

ガトリングか..

「出て来い!」

「アニキ!あいつ俺らに気づいてましたぜい!」

 

「わっ...どうすれば..」

「やられたくなかったら俺に従え!」

「はっはい!」

 

「いいかあまりダメージを与えられないがこれを使え」

「缶二つと..紐?」

「弱グレイモアだ」

「相手がずっこけたら」

「思いっきりその武器の引き金を引け!」

「はっはい!」

[]╂─╂[]

「そうだこの感じだ!」

「なっなるほど...」

「俺は移動する お前はここで待機だ」

「はい...!」

ザッザッ...

慎重に...私...!

ザッザッ

来てるのかな...

ザッザッ!

来てる!

ドカン!

「うわああ!」

引き金を...引くっ!

ズガガガガガガ!

「うあああああ!」

飛び散った血が顔に付く...

「作ったアバターが台無しだよ..」

 

「良くもアニキを!」

 

「ハッ!」

 

ズガーン...

 

「あ...」

「新米はだから油断する...」

ガシャ

「リロードしておけ」

・・・私は頷いた

 

「アヤノ、お前は何故このゲームを始めた」

 

「えっ....えと...」

「リアルの事か?」

「!....はい」

「私....いじめられてて...仕返ししたいけど...

勇気が無くて...このゲーム出なら勇気出せるんじゃないかって...」

「いじめは弱者がするものだ」

「あと第六感を極めたいのもあって...」

「アヤノ お前が得意な種目は何だ?」

「えっ...体育ですけど...」

「・・・ならスキルを脚力に振っておけ」

「このゲームは自分の特技もいかせる」

「100m走で早ければ早いほどいかせる」

「・・・はい」

「周りを見張るからゆっくりでもこのゲームでできることを見ておけ」

「はい...一つ気になったんですが」

「なんだ?」

「あの缶って何ですか?」

!!あれは..!

「あれは...スラム缶..!」

「スラム缶..?」

「あれはお前の物だ撃っておけ」

「えっ?」  バン!

]20000マネーとスキルポイント5を手にれました[

「えっ!?」

「あれは月曜ごとに7つ再配置されるんだが...見つかりにくくてな

友人も見つからなかった」

「それじゃあ...」

「お前はラッキーだ、」

「はい...!....あ!」

「どうした?」

「ログアウトしなきゃ..!」

「家族が肩を叩いたのか。」

「また会いませんか?」

]フレンド申請されました[

「ああわかった」

]承認しました[

 

・・・

もうすぐかな...

・・・

 

「どうだったお父さんは?」

「かっこいいよ!厳しいけど...」

「お父さんを起こしてきて」

「はーい!」

 

 

トントン

 

 

 

「来たな、ログアウト」

]ログアウト[

 

 

「お父さん ご飯だよ」

「あぁ奈々すまん テレビみててつまんなかったか?」

「大丈夫だよ」

 

これは私とお母さんの秘密

 

「うまっ」

 

「どお?」

 

「味にムラがないな」

 

「えへへ〜」

 

はむっ♪

 

 

そういえばあのアヤノって奴

アバターは小さかったが

プレイヤーは何歳だろうな..

・・・あ 箱の事忘れてた...

 

gun1

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